人魚の領土: ブブ・ド・ラ・マドレーヌ

Overview

人魚の領土-『上陸及び最初の調査』編
ブブは1961年大阪に生まれ京都市立芸術大学構想設計科を卒業。
1992年にダム・タイプでの活動を開始、同時期にエイズ・ポスター・プロジェクトの設立にも参加しました。「S/N」終了後にダム・タイプでの活動は休止し、その後エイズアクティビスト及びセックス・ワーカーとしての活動を続け現在に至ります。
そんな彼女の今回の展覧会は、人魚にまつわるお話。

「実は、その土地は一匹の人魚の体の表面なのでした。横たわった人魚の体の上に、森や畑や河や沙漠が、そして村や街があるのでした。 最初、彼女は海からある陸地に上陸したのですが、気がつくと自分がその土地そのものになっていたのです。その地上では、様々な生き物が、繁殖、棲息、侵略、占領、開拓、開発などをくり返していました。
人魚の所有するところのはずであるその地域は、はたして人魚自身に調査可能なのでしょうか?」
     
ブブ・ド・ラ・マドレーヌがフランスLa Rochelleの海岸で撮影した映像作品とドローイングで構成される展覧会です。

 
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