見附正康は1975年石川県加賀市生まれ。現在も加賀市に在住し制作しています。石川県立九谷焼技術研修所を卒業後、福島武山に師事し九谷に伝わる赤絵の技術を取得しました。
酸化鉄で描かれる赤絵は南宋時代の中国に誕生した後に日本に伝播しましたが、伊万里や京都そして九谷でその装飾を発達させ現在に至ります。見附は、伝統的な赤絵の作風に従い人物や花鳥も描きますが、繊細な線描で描かれる独特の文様やパターンは特徴があり魅力的です。超絶的な技術はもちろんのこと、瓔珞(ようらく)や七宝文と呼ばれる古くから伝わる文様を部分部分で用いながら、これまでなかったような全体イメージを獲得することに成功しています。この傾向は中心を生かした大皿に描かれる作品にとりわけ顕著でひとつの到達点に達しているかのようです。
略歴
1975 石川県生まれ
1997 石川県立九谷焼技術研究所卒業
九谷焼作家、福島武山氏に師事
現在 石川県加賀市を拠点に活動
主な個展
2022 「見附正康」オオタファインアーツ(東京)
2021 「見附正康」しぶや黒田陶苑(東京)
2016 「見附正康」オオタファインアーツ(東京)
2009 「見附正康」オオタファインアーツ(東京)
2007「見附正康」オオタファインアーツ(東京)
2017「見附正康」しぶや黒田陶苑(東京)
主なグループ展
2010 「第 1 回金沢世界工芸トリエンナーレ」 金沢 21 世紀美術館(石川)
2011 「REVALE NIPPON PROJECT-中田英寿、現代陶芸と出会う-」茨城陶芸美術館(茨城)
2012 「工芸未来派」金沢 21 世紀美術館(石川)
2015 日本・スイス国交樹立 150 周年記念「LOGICAL EMOTION-日本現代美術展」
Museum Haus Konstruktiv(チューリヒ、スイス)ほか巡回
「japanese kougei/future forward」The Museum of Arts and Design(ニューヨーク、アメリカ)
2016 「REVALUE NIPPON PROJECT」パナソニック 汐留ミュージアム(東京)
2017 「工芸未来派:工芸ブリッジ」EYE OF GYRE(東京)
2018 「やきものを分析する-装飾編-」兵庫陶芸美術館(兵庫)
2019 「形山コレクション 茶碗-掌の銀河-」岡山県立美術館(岡山)
2020 「無形にふれる」銀座ポーラミュージアムアネックス(東京)
「和巧絶佳展 令和時代の超工芸」パナソニック汐留美術館(東京)ほか巡回
2021 「No Man's Land-陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先-」兵庫陶芸美術館(兵庫)
2022 「未来へつなぐ陶芸―伝統工芸のチカラ展」国立工芸館(石川)ほか巡回
「ジャンルレス工芸展」国立工芸館(石川)
主な受賞歴
2014 第 9 回パラミタ陶芸大賞展 大賞
2016 石川デザイン賞
2019 第 39 回伝統文化ポーラ賞 奨励賞
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見附正康
「未来へつなぐ陶芸 - 伝統工芸のチカラ展」パナソニック汐留美術館、東京 2021年12月11日見附正康は2022年1月15日から3月21日までパナソニック汐留美術館にてグループ展「未来へつなぐ陶芸 - 伝統工芸のチカラ」に参加いたします。 展覧会名 : 「未来へつなぐ陶芸 - 伝統工芸のチカラ...Read more -
見附正康
「和巧絶佳展 ― 令和時代の超工芸」アサヒビール大山崎山荘美術館、京都 2021年9月18日見附正康は2021年9月18日から12月5日までアサヒビール 大山崎山荘美術館にてグループ展「和巧絶佳展 ―令和時代の超工芸」に参加しております。 展覧会名 : 開館25周年記念 「和巧絶佳展 ―...Read more -
見附正康「No Man's Land-陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先-」兵庫陶芸美術館、兵庫
2021年3月9日見附正康は2021年3月20日から5月30日まで兵庫陶芸美術館にてグループ展「No Man's Land-陶芸の未来、未だ見ぬ地平の先-」に参加します。 展覧会名 : No Man's Land-陶芸...Read more -
見附正康「国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土」国立工芸館、石川
2020年10月25日見附正康は2020年10月25日から2021年1月11日まで国立工芸館にてグループ展「国立工芸館石川移転開館記念展Ⅰ 工の芸術― 素材・わざ・風土」に参加しております。 展覧会情報 展覧会名 : 国立...Read more