中国の若手作家チェン・ウェイは、中国の新世代作家を代表する存在として、新しい写真表現を切り開いてきた。写真を主な表現技法としながらも、映画の一シーンを彷彿させるような審美眼と作風で国内外の注目を浴びる。ときにサスペンス映画のもつスリル感を前面にだしつつ、その作品の多くは詩的な情緒を帯び、見る者に様々な想像の余地をもたらす。杭州から北京へとベースを移し、着々とキャリアを積んできたチェンの作品は、近年アジアとヨーロッパ、アメリカ各地で評価を高めている。想像の世界を描いたような作品とは裏腹に自己認識や社会問題に敏感なチェンの作品は、作家本人の成長とともに技法・テーマともにおいて成熟度を増し、常に新しいシリーズへの挑戦を止めることはない。
チェン・ウェイ(陳維)は、1980年中国浙江省生まれ。現在は北京を拠点に活動。主な個展に、「WHERE ARE YOU GOING TONIGHT」chi K11 art space, 広東省、中国(2018)、「The Club」Centre for Contemporary Photography、メルボルン(2017)、「Chen Wei: In the Waves」Chi K11 Art Museum、上海(2015)、「Chen Wei: The Stars in the Night Sky are Innumerable」Australia China Art Foundation、シドニー(2014)、「漠然の索」ヨコハマ創造都市センター、横浜(2011)など。また、「Chinese Whispers: Recent Art from the Sigg & M+ Sigg Collections」Kunstmuseum Bern、スイス・ベルン(2016)、「China 8, Works in Progress, Photography in China 2015」 Museum Folkwang、ドイツ・エッセン(2015)などグループ展にも多数参加。主な所蔵先にUllens Center for Contemporary Art(北京)、Yuz Museum(上海)、K11 Art Foundation(香港)、M+(香港)など。
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Chen WeiIn the Waves #6 , 2013Archival Inkjet Print150 x 187.5 cmEdition 2/6 + 2 A.P.
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Chen WeiTwo-Room Apartment, 2013Archival inkjet print100 x 125 cmEdition 5/6 + 2 A.P.
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Chen WeiUntitled (Plaid), 2013Archival Inkjet Print60 x 48 cmEdition 3/5 + 1 A.P.
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Chen WeiTrouble #18072, 2018Steel, LED Light board8.5 x 48.5 x 80.5 cm
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Chen WeiWhere are you going tonight (sg) #10, 2019LED board and steelH257 x L97 x W18.5 cm
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Chen WeiStones and Eggs, 2019Archival Inkjet Print80 x 100 cmEdition 6/6 + 2 A.P.
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Chen WeiSock Balls, 2020Archival Inkjet Print120 x 150 cmEdition 4/6 + 2 A.P.
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Chen WeiTransparent Body #4, 2020Archival Inkjet Print120 x 150 cmEdition 2/6 + 2 A.P.
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Constructs
Chen Wei, Hilmi Johandi and Guo-Liang Tan 2023年5月20日 - 7月1日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present “Constructs”, a group exhibition by Chen Wei, Hilmi Johandi and Guo-Liang Tan. The works in this exhibition, spanning various media such as...Read more -
7CHOME
Chen Wei 2022年6月18日 - 8月6日 7CHOME (Tokyo)6月18日(土)、オオタファインアーツは国立新美術館のほど近く六本木7丁目にあるTHE MODULE roppongi1階にビューイングスペースをオープンいたします。お披露目となる6月の展示では、中国の写真作家チェン・ウェイによる個展を行います。 北京在住の作家チェン・ウェイは、中国の新世代作家を代表する存在として、新しい写真表現を切り開いてきました。チェンはスタジオでオブジェや建物の模型を制作し、それを写真におさめることにより、現実と非現実が混ざったような世界観を作り出してきました。安部公房やフランツ・カフカに影響を受けた寓話的な作品から始まり、ナイトクラブをモチーフにした作品、近年では都市風景をおさめた作品へとそのテーマは変化を遂げてきました。さらに、近年では写真作品だけでなくLED掲示板を使った立体作品も発表しています。チェンはそれら作品を通して現代社会に生きる人々の現実や希望を表現します。 --- 住所: 東京都港区六本木7-21-24 THE MODULE roppongi 101 営業時間: 火曜 - 土曜 12:00 - 18:00Read more -
Fuse
Rina Banerjee, Chen Wei, Masanori Handa, Takao Minami, Tang Dixin 2022年5月13日 - 7月3日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present “Fuse”, a group exhibition featuring five artists: Rina Banerjee, Chen Wei, Masanori Handa, Takao Minami and Tang Dixin. The exhibition features artworks...Read more -
Chen Wei: Jamais Vu
2022年1月14日 - 3月5日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present Jamais Vu, a solo exhibition by Chinese artist Chen Wei. This presentation will feature a series of photography works as well as...Read more -
Encounter
Chen Wei, Maria Farrar, Hilmi Johandi, Zai Kuning, Guo-Liang Tan 2021年4月10日 - 5月29日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Encounter', a group exhibition featuring five artists: Chen Wei, Maria Farrar, Hilmi Johandi, Zai Kuning and Guo-Liang Tan. The media in which...Read more -
Time
Chen Wei, ChillChill, Masanori Handa, Tsuyoshi Hisakado, Hilmi Johandi, Yayoi Kusama, Guo-Liang Tan 2020年10月13日 - 2021年1月31日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Time', a group exhibition featuring seven artists from China, Japan and Singapore: Chen Wei, ChillChill, Masanori Handa, Tsuyoshi Hisakado, Hilmi Johandi, Yayoi...Read more -
When many pass one way…
Akira the Hustler, Chen Wei, Jong YuGyong and ¥ouada 2020年6月20日 - 8月22日 ShanghaiOta Fine Arts Shanghai is delighted to present 'When many pass one way...' a group exhibition featuring bold and dynamic artists from China and Japan. The title of this exhibition...Read more -
Private Viewing Room
Chen Wei, Masanori Handa, Tsuyoshi Hisakado, Tomoko Kashiki, Yayoi Kusama, Hiraki Sawa, Nobuaki Takekawa 2020年4月11日 - 6月6日 ShanghaiDue to the novel Coronavirus (nCoV) situation, Ota Fine Arts Shanghai's private viewing room will feature works by Chen Wei, Masanori Handa, Tsuyoshi Hisakado, Tomoko Kashiki, Yayoi Kusama, Hiraki Sawa...Read more -
Night Falls
チェン・ウェイ 2020年2月15日 - 3月28日 Tokyoオオタファインアーツでは、中国人作家チェン・ウェイの個展「Night Falls」を開催いたします。本展では、画廊空間全体にLED掲示板を用いた立体作品が配置され、様々な色の光を放ちます。絶え間なくリズミカルに動き続ける光の波は、チェンの独特な世界観へと鑑賞者を誘います。 チェンのLED掲示板を用いた作品シリーズは2015年より始まり、商業広告に溢れた中国社会の一面を示すとともに、よりよい生活を約束するような謳い文句は人々の儚い希望や夢を表し、多くの鑑賞者を魅了してきました。今回の新作では、掲示板上に「Where are you going tonight?」との問いかけが時折出現します。チェンは、夜という時間に興味を持ってきたと言います。情報社会が深化する中で、人々は時間を問わず他人とつながることができます。しかしながら、夜は孤独をもたらし、一体この長い時間を皆どう過ごしているのかというチェンは考えるようになりました。上記の問いかけは、若者同士が遊びに行く先を考えている楽しい一幕のようにも聞こえますが、今宵どこに自分が向かっていくかも分からない不安な感覚をも示しているようです。 10点の立体作品は、全体として夜の都市風景のようにも見えます。LED掲示板は大都市にそびえたつビル群のようであり、異なる角度から見て楽しむことを許すでしょう。暗闇を照らす光は、大都市に生きる人々の疎外感を暗示しているようでもあります。 チェンは作家としてのキャリアの初期から写真を主な表現媒体として用い、多彩な写真技法で知られてきました。スタジオでまず模型を自身で組み立て写真に収めるという手法を貫いてきたチェンにとって、立体作品を使ったインスタレーションの表現は今までの表現の集積、発展と言えるでしょう。21世紀の都市風景、またそこに住む人々に関心を寄せてきたチェンの最新の表現を、どうぞご高覧いただければ幸いです。Read more -
Gallery Collection
竹川宣彰、アキラ・ザ・ハスラー、チェン・ウェイ、久門剛史、ジェイソン・リム、ゾウ・イールン 2019年12月3日 - 2020年2月1日 Tokyo -
Chen Wei | Night Falls
Chen Wei 2019年11月19日 - 2020年1月4日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Night Falls', a solo exhibition by Chen Wei (b. 1980, China). This presentation showcases a new installation work comprising of ten LED...Read more -
Habitat
Chen Wei, Li Qing, Takao Minami, Tang Dixin, Zai Kuning 2019年4月27日 - 6月16日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Habitat', which celebrates the fluid yet grounded relationship between man and nature. This exhibition features Paris-based Japanese video artist Takao Minami's Puppet...Read more -
Crossroads
Akira the Hustler, Chen Wei, Cheng Ran, Masanori Handa, Zai Kuning, Yayoi Kusama, Hiraki Sawa, Guo-Liang Tan, Tang Dixin 2018年9月21日 - 11月3日 SingaporeCoinciding with Gillman Barracks Art After Dark x 6th Anniversary Celebrations, 21 September 2018, 7pm till late Ota Fine Arts Singapore is delighted to present 'Crossroads', a group exhibition by...Read more -
Gallery Collection
Ay Tjoe Christine, Chen Wei, Uuriintuya Dagvasambuu, Monir Shahroudy Farmanfarmaian, Yayoi Kusama, Dennis Oppenheim, Wang Yahui, Saskia Olde Wolbers 2018年1月20日 - 3月18日 ShanghaiOta Fine Arts Shanghai is delighted to present Gallery Collection, a group exhibition featuring eight artists from across the globe: China, Indonesia, Japan, Mongolia, The Netherlands and U.S.A. These artists...Read more -
Chen Wei: Fresh Dewdrop
Chen Wei 2018年1月13日 - 2月24日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present Fresh Dewdrop, Chen Wei's second solo exhibition in Singapore. Based in Beijing, Chen has been developing new photographic expressions as a leading...Read more -
Fresh Dewdrop
チェン・ウェイ 2017年9月16日 - 10月28日 Tokyoオオタファインアーツではこのたびチェン・ウェイ個展「Fresh Dewdrop」を開催いたします。北京在住の作家チェン・ウェイは、中国の新世代作家を代表する存在として、新しい写真表現を切り開いてきました。静物画を思わせるようなコンポジション、まばゆいほどの光、寓話的なナラティブを含んだ特徴的な作品で、各国の観衆を魅了しています。最近では、豪州メルボルンCentre for Contemporary Photographyでの個展「The Club」(2017)、中国上海Chi K11 Art Museumでの個展「Chen Wei: In the Waves」(2015)などの展覧会が記憶に新しいところです。 今回の「Fresh Dewdrop」と題された個展は、弊廊での2回目の展覧会です。今展は、前展覧会で扱ったものとは違う素材をもとに、彼の中国社会やそのなかで生きる人への洞察とそこから見出すことのできる美を体現したものです。展覧会と同タイトルの作品「Fresh Dewdrop」は、タイルが剥がれた古びた街の歩道を映し出します。タイルの剥がれた跡にはオレンジ色の塗料が偶然にも落ち、暗闇に浮かぶ一筋の光のようにも、または何かを呑み込む入り口のようにも見られます。 さらに今展では、写真作品だけでなくLED掲示板を使った立体作品も展示します。この作品では、LED掲示板の上にまるでダンスのように光の波が映し出されます。弱い光がグラデーションのように揺れているかと思えば、突如部屋全体を照らすばかりに強い光が現れたりと、その強弱のリズムはチェンがもつ高い音楽的感性を体現し、また生命の鼓動をも見る人に感じさせることでしょう 大きなうねりのなかで変容を続ける中国社会に生きるチェンは、そのなかで見る景色や漂流する世代の思いをただ善し悪しで判断するのではなく、そこに潜む美を見極め、自分の手で表現し直します。ぜひチェン・ウェイの最新表現をこの機会にご高覧ください。Read more -
Landscapes
Chen Wei, Chris Huen, Tomoko Kashiki, Hiraki Sawa 2017年1月10日 - 2月25日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Landscapes', a group exhibition featuring 4 artists from East Asia: Chen Wei (China), Chris Huen (Hong Kong), Tomoko Kashiki (Japan) and Hiraki...Read more -
MOTIONS
2016年8月6日 - 9月17日 Tokyoチェン・ウェイ ビクター・グイ さわひらき ベティ・スシアルジョ タン・ディシン サムソン・ヨン このたびオオタファインアーツでは、インドネシア、シンガポール、中国、日本、香港というアジアの異なる地域からの6名の作家によるグループ展「MOTIONS」を開催いたします。本展は、ビデオ、写真、インスタレーション作品など多様な視覚表現を通して「動き」の美しさにいまいちど目を向け、その意味を探索するものです。日常ではじっくり意味を考えることのない動きの新たな側面が見えてくることでしょう。 音と動きは深く関連しており、それはまるで話し言葉とボディ・ランゲージが対比をなすように、映像作品はもとより毎日の生活の中に存在しています。シンガポールをベースに活動するインドネシア人作家ベティ・スシアルジョは、インスタレーション作品「Anemones」(2011年)を通して音の可視化に挑戦します。スピーカーの上に置かれたラメ粉は、スピーカーの音波が生み出す振動によりジャンプを始めます。その姿は生命のリズムや宇宙の呼吸に似た波の音を奏でているようです。香港のアーティスト、サムソン・ヨンは、伝統的な中国の獅子舞を打楽器の音なしで演じてもらうという非日常の設定を作り上げ、映像作品「Muted Situations #2: Lion Dance」(2014年)として提示します。あるはずの音がなくなることで、知覚的な記憶と人間の動きがどのように結びついているのかに気づかされることでしょう。 動きの興味深いところは、見方によってそれを知覚する方法も変わってくることです。ロンドンを拠点とする日本人作家さわひらきは、映像作品「Tracking」(2010年)で白い鳥が黒い空を優雅に羽ばたいている姿を映し出します。白い鳥が画面の中央部で羽ばたき続けるのと同時に、樹々は右から左へと流れます。この効果により、観る者は鳥と同じスピードで同じ方向に向かって移動しているような感覚を味わうことでしょう。シンガポール人写真家のビクター・グイは、自分の車のダッシュボードの上にピンホールカメラを設置し、およそ30分という長い露光時間をかけて沿道の風景を記録しました。「Passing」(2015年)と題されたその写真作品を通して、グイは時間と空間がどう知覚されるかを問い直します。かすみながらも鮮明なそのイメージ群は、旅を圧縮して表現したものと言えるでしょう。 動きは物理的であるという意味で、身体の概念とも切り離すことができません。上海を拠点とする作家タン・ディシンは、ニューヨークのハンター・カレッジ・オブ・アーツで行われたパフォーマンスアート「Mr. Hungry」(2015年)において、ユニークな方法で身体の動きを試します。足を床につけてはいけないというルールを自分に課した上で、本を手で抱えながら、自分の前方に投げて足の置き場とすることで道を作りつつ進み、足場にした本はまた拾い上げて再度前方へ投げるというプロセスを繰り返します。タンはこのパフォーマンスを通し、身体の動きが空間と環境、その他の条件とどう関係するのかを探求します。北京を拠点とする作家、チェン・ウェイの近年の写真作品シリーズ「In the Waves」(2013年)は、若者がスポットライトの下で踊っている姿を表します。これは中国の若者の現況を反映しているのだと作家は語ります。社会のうねりに身を委ねることは安心と快感をもたらすと同時に、流されてしまう不安をももたらすのです。彼らの陶酔した表情からも、その矛盾した心情が読み取れることでしょう。 本グループ展が個々の作品をさらに深く理解し、また人間社会における「動き」の意味について考える機会を提供できれば幸いです。Read more -
Motions
Chen Wei, Victor Gui, Hiraki Sawa, Betty Susiarjo, Tang Dixin, Yeesookyung, Samson Young 2016年4月2日 - 5月19日 SingaporeTea Reception in the presence of Betty Susiarjo & Victor Gui: Saturday, 30 April 2016, 1-3 PM Ota Fine Arts Singapore is delighted to present 'Motions', a group exhibition by...Read more -
ナイト・パリ
チェン・ウェイ 2015年10月17日 - 11月28日 Tokyoこのたびオオタファインアーツでは、チェン・ウェイ個展「ナイト・パリ」を催す運びとなりました。北京をベースに活動するチェン・ウェイにとって、今展覧会が日本での初個展となります。これに先駆け、今年7月には弊廊シンガポールスペースにて個展「ヌーン・インソムニア」を開催しました。シンガポール展が2006年から現在までの作品12点を一堂に集めた回顧展であったのに対し、今展は彼が昨今関心を向ける「夜の都市空間」がテーマの新作を中心に据えた展示となります。 中国で80年代生まれを意味する「80後」世代。その代表作家のひとりであるチェン・ウェイは、写真を主な表現手法としながらも、「写真らしからぬ」イメージを作り出すことによって従来の表現技法を塗り替えてきました。チェンの作品はどれも西洋の静物画のような質感と構図を持ち、映画のワンシーンのように、静寂につつまれた詩的な一瞬を捉えています。 しかし、チェン・ウェイの作品はそのフィクションめいた技巧だけによって成り立っているのではありません。注目すべきはその内容です。彼は急変を遂げる中国社会に対して鋭い視線を投げかけています。展覧会タイトル「ナイト・パリ」は、今回出展される同名の作品からとられたものです。作品中央にはさびれたカラオケ店が見えます。人気がなく、地面は濡れ、ネオンで書かれた店の名前だけが漆黒の中で煌々と光っています。この店の名前こそが「ナイト・パリ」なのです。 中国大都市圏では空前の不動産投資ブームと農村部から流入する労働者で都市空間が劇的に変化しています。入居者のいない空虚な大規模集合住宅は、都市住人の深層心理を映す空間であるといっても過言ではないでしょう。そして、過度に甘美なイメージで名づけられた建物名や店舗名が都市のあらゆるところに現れています。このカラオケ店「ナイト・パリ」もきっと、オーナーの期待を担って開業したのちに流行が去り閉店したか、そもそも開くことなく見捨てられたものかもしれません。 新しい建物につけられた名前―それは中国人がこれからの生活に対して抱く過大な希望を表しているのだとチェンは語ります。実態から乖離した成長経済の波にもまれ、先行きの不透明さに不安を抱きながらも、中国で創作活動を続けるチェン・ウェイならではの視点だと言えるでしょう。今回の展覧会では、「ナイト・パリ」の他に夜の都市空間を主題とした作品をあわせて展示いたします。この機会にぜひご高覧くださいますようお願い申し上げます。 チェン・ウェイ(陳維) 1980年中国浙江省生まれ、現在は北京を拠点に活動。主な個展に、「Chen Wei: In the Waves」Chi K11 Art Museum、上海(2015)、「Chen Wei: The Stars in the Night Sky are Innumerable」Australia China Art Foundation、シドニー(2014)、 「漠然の索」ヨコハマ創造都市センター、横浜(2011)など。また、「China 8, Works in...Read more -
Chen Wei: Noon Insomnia
Chen Wei 2015年7月3日 - 8月15日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Chen Wei: Noon Insomnia', a survey of 12 representative works by the Chinese artist, selected from the beginnings of his career to...Read more
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ART SG
ブース BD01 2023年1月10日オオタファインアーツは2023年1月11日から15日までシンガポールで行われる「ART SG」に参加いたします。 弊廊はブースBD01にてチェン・ウェイ、マリア・ファーラ、久門剛史、 クリス・ヒュン・...Read more -
アートフェアアジア福岡2022
ブース A01 2022年9月24日オオタファインアーツは2022年9月30日から10月3日まで福岡で行われる「アートフェアアジア福岡2022 」に参加いたします。弊廊は福岡国際会議場のブースA01にてマリア・ファーラ、ヨアダ、南隆雄、...Read more -
チェン・ウェイ
「Mise en Place」 Appetite、シンガポール 2022年9月3日Chen Wei is participating in a group exhibition titled 'Mise en Place' from 30 August to 31 December...Read more -
アートバーゼル香港2022
ブース: 1D18 2022年5月19日オオタファインアーツは2022年5月24日から30日まで香港で行われる「Art Basel Hong Kong 2022」に参加いたします。弊廊はブースナンバー 1D18にて草間...Read more