嶋田美子、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ

第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展に招待参加

オオタファインアーツの所属アーティストである嶋田美子とブブ・ド・ラ・マドレーヌが、「第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展」(企画構想:コヨ・クオ)に招待され、企画展『In Minor Keys』に参加します。ふたりはそれぞれ個人として参加するほか、嶋田+ブブのユニットとしても参加します。

 

オオタファインアーツが恵比寿に拠点を構えていた1990年代に、嶋田とブブはそれぞれ作家活動を始めました。嶋田は1995年のオオタファインアーツでの初個展『嶋田美子』を皮切りに個展を重ね、1998年にはブブとのユニット展として『メイド・イン・オキュパイド・ジャパン』を開催します。それ以降、2000年代前半にブブは個展を、嶋田は個展のほかキュレーション展も開催します。

 

2010年頃から、嶋田は日本の前衛芸術を専門とする研究活動、ブブは家族の介護を理由にともに制作から遠ざかる時期を経て、2022年にブブが個展『人魚の領土—旗と内臓』を、2023年に嶋田が個展『おまえが決めるな!』をオオタファインアーツで開催します。女性や社会的弱者をめぐる問題を30年以上変わらず世に問い続けてきたふたりの復活展は、時代の要請に適うものでもあり大きな話題となりました。

 

昨年2025年には、1998年以来となるユニットとしての新作を発表。「帝国主義をクィアする」というアイロニーとユーモアたっぷりのふたりらしい作品は、ラディカルな鋭さで観る者を射貫きました。

 

今回の第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展のテーマ『In Minor Keys(短調で)』は、同ビエンナーレ初のアフリカ系女性キュレーターとして注目されながらも昨年5月10日に急逝した、コヨ・クオ氏によって構想されました。感情を呼び起こしそれを持続させようとする「短調」をテーマにした今展は、低く静かな音色、ささやき声、詩の慰めに耳を澄まし、ジャズの精神に則って関係を築き、共鳴し、境界を乗り越えることで違う世界への扉を見出そうと試みます。これまでも国際展への参加が多かった嶋田とブブが、ヴェネチア・ビエンナーレという大きな舞台でも普段と変わることなく、多くの鑑賞者の感情に響くプレゼンテーションを行うことをどうぞご期待ください。

 

タイトル:

第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展

『In Minor Keys』

 

会期:

2026年5月9日(土) - 11月22日(日)

 

会場:
ヴェネチア・ビエンナーレ会場内

ジャルディーニ/アルセナーレ

  
2026年2月25日