80年代の草間彌生: 草間彌生

Overview

現在、来年春よりヨーロッパを巡回する大規模な草間彌生展が計画されています。そこでは、80年代から始まり現在に至るまでのカラリストとしての草間彌生の側面が大きく取り上げられます。それは、これまで戦後アメリカ美術の文脈で研究評価されてきたものとは異なる作家像を提示することでしょう。本展では、ますます注目される草間彌生の出発点としての1980年代の作品を集めてみました。乱舞する色や有機的な形態、具象的なイメージ、ネットやドットの刷新など、現在の作品を構成する要素の萌芽がそこに見ることができます。欧米のみならず発展するアジアマーケットにおいても圧倒的な強さを見せ、衰えを知らぬ旺盛な制作意欲を示す、現在の草間の原点をどうぞご覧ください。

 
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