草間 彌生
前衛芸術家、小説家。1929年長野県松本市生まれ。幼少期から幻視・幻聴を体験し、網目模様や水玉をモチーフにした絵画を制作し始める。1957年に渡米、ネット・ペインティング、ソフト・スカルプチュア、鏡や電飾を使ったインスタレーションやハプニングなど多様な展開を見せ、前衛芸術家としての地位を確立。様々なオブセッションを乗り越え、単一モチーフの強迫的な反復と増殖による自己消滅という芸術哲学を見出す。以降、世界各地の美術館で展覧会を開催、近年ではテート・モダンやポンピドゥー・センターでの大規模回顧展が多大な反響を呼び、2013年からの中南米巡回ツアーとアジア巡回ツアーでの動員により、動員数200万人以上を記録。これによりイギリスの美術専門誌「THE ART NEWSPAPER」から「2014年最も人気のあるアーティスト」と評される。2016年に文化勲章を受章。2017年より、ワシントンD.C.のハーシュホーン博物館と彫刻の庭を皮切りに、北米ツアーが巡回。2021年、個展「クサマ:コズミック ネイチャー」ニューヨーク植物園、回顧展「草間彌生」グロピウス・バウ(ベルリン)を開催。
-
Yayoi KusamaConversations in Heaven, 2012Silkscreen [4 colors] + etching embossing62.5 x 65 cm [Image] / 70 x 88 cm [Paper]Edition of 30
-
Yayoi KusamaPUMPKINS SCREAMING ABOUT LOVE BEYOND INFINITY , 2017Mixed mediaH212.7 x 150 x 150 cm
H83 3/4 x 59 1/8 x 59 1/8 inEdition of 3 plus 1 artist's proof -
Yayoi KusamaFlower C, 2018Sewn stuffed fabric, paint, metalH50 x 37 x 37 cm
-
Yayoi KusamaINFINITY-NETS (HEUOX) , 2020Acrylic on canvas145 x 145cm
-
Yayoi KusamaGOU-CHAN, 2020F.R.P. (Fiberglass Reinforced Plastic), urethane paintH80 x 48 x 101 cm
-
Yayoi KusamaInfinity Mirrored Room―The Eternally Infinite Light of the Universe Illuminating the Quest for Truth, 2020Wood, aluminum honeycomb, acrylic, foam balls, stainless steel balls,
stainless steel poles, mirrors, LEDs, controller boxH296 x 622.4 x 622.4 cm
H116 1/2 x 245 1/8 x 245 1/8 inEdition of 5 plus 1 artist's proof -
Yayoi KusamaWHEN I WAS IN HEAVEN, I GATHERED MAGNIFICENT SOULS AND WEPT, 2020Acrylic on canvas100 x 100 cm
-
Yayoi KusamaMY DYING DAY IN THE LAND OF GLORY, I WILL FIGHT WITH ALL LOVE AND LIFE ON THE LINE, 2021Acrylic on canvas130.3 x 130.3 cm
-
Summer Show
竹川宣彰、草間彌生 2021年8月17日 - 9月25日 Tokyoオオタファインアーツでは、草間彌生、竹川宣彰による二人展『Summer Show』を開催いたします。前展『私のかいたことばに あなたのナミダをながしてほしい』では「わが永遠の魂」シリーズより最新作を出展した草間彌生。本展では今日までの発展をたどるような多様な作品群をご紹介いたします。竹川宣彰はリオ・オリンピックの閉会式を受けて2017年より制作を開始した一連の作品「猫オリンピック」に最新作を加えて発表いたします。1980年代に制作された草間のコラージュ作品とその40年後にあたる最新のペインティングシリーズのつながり、また2017年の段階でオリンピックというテーマに向き合ってきた竹川の作品群が今伝えること。本展を通して時間をかけて成熟した作品の軌跡を伝えることができれば幸いです。Read more -
私のかいたことばに あなたのナミダをながしてほしい
草間彌生 2021年6月22日 - 7月31日 Tokyoオオタファインアーツは、草間彌生の個展 「私のかいたことばに あなたのナミダをながしてほしい」を開催いたします。〈わが永遠の魂〉シリーズより最新作を含む絵画33点と、インスタレーション作品の《CLOUDS(雲)》を出展します。〈わが永遠の魂〉は、同時期にヴィクトリア・ミロ(ロンドン)、デビッド・ツヴィルナー(ニューヨーク)でも展覧され、コロナ禍においてもたゆまず制作を続けてきた作家渾身の101点を全世界に紹介いたします。 2009年から継続して制作を続けてきた〈わが永遠の魂〉。194 x 194 cmの大判キャンバスに代表される同シリーズですが、2018年頃からは100 x 100 cmのサイズに集中して取り組むようになりました。その成果の一部は、モノクローム・ペインティングによる同シリーズにおいて実を結びます。作品は、シンガポール及び上海の弊廊で開催した個展「草間彌生:近作」で公開され、世界中で反響を呼びました。 そして今、各国がパンデミックの波に襲われるなか、草間は色彩の世界に再び戻り、キャンバスのサイズに130 x 130 cmを加え、日々制作を続けています。〈わが永遠の魂〉と名づけられた作品群は、制作開始から12年の時を経て800点を超えるまでに成長しました。このたび出展される33点は、その膨大なアートワークの中でも特に直近の3年から選りすぐられたものとなっています。 見どころはそれだけではありません。《CLOUDS(雲)》によって、ギャラリーの床は多数の雲をかたどったステンレスの鏡面体に埋めつくされます。壁面に展示された絵画の描線が、光り輝く金属の表面においてまさに乱反射し、〈わが永遠の魂〉が画廊全体を満たす効果を生み出すものとなっています。 草間がコロナ禍の世界に向けて発信した次のメッセージには、草間の旺盛な制作の背景にある思いが綴られています。 我々の念願の彼方に輝く絶大なる希望を、いつも願ってやまない その光こそ来たれ それは我々が待ち望む大いなる宇宙の輝きである (一部抜粋) 世界を救おうという作家の強い意志が、キャンバスに向かい続ける日々を支えています。ぜひ、その芸術作品を通じて、草間の魂に触れてください。Read more -
YAYOI KUSAMA: RECENT PAINTINGS
Yayoi Kusama 2021年1月16日 - 3月6日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present “YAYOI KUSAMA: RECENT PAINTINGS”, a solo exhibition featuring 15 monochrome paintings from the artist’s My Eternal Soul series made in 2019-2020, and...Read more -
Time
Chen Wei, ChillChill, Masanori Handa, Tsuyoshi Hisakado, Hilmi Johandi, Yayoi Kusama, Guo-Liang Tan 2020年10月13日 - 2021年1月31日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Time', a group exhibition featuring seven artists from China, Japan and Singapore: Chen Wei, ChillChill, Masanori Handa, Tsuyoshi Hisakado, Hilmi Johandi, Yayoi...Read more -
シンガプーラ
ザイ・クーニン、ヒルミ・ジョハンディ、グオリャン・タン、リャオ・ジエカイ、ジェイソン・リム 2020年10月10日 - 11月21日 Tokyoこのたびオオタファインアーツでは、グループ展「シンガプーラ」を開催します。サンスクリット語で「ライオンの町」を意味するシンガプーラ。シンガポールの国名の由来となるこの言葉を冠した今展覧会では、シンガポール作家5名の作品を紹介します。同国の出身でありながら年齢もメディウムも題材とする文化背景も違う5名のアーティストを通じ、シンガポールの持つ数奇な歴史、それによって育まれた文化の多様性、そして国家の変容を読み解きます。Read more -
Yayoi Kusama: Recent Paintings
Yayoi Kusama 2020年9月6日 - 10月24日 ShanghaiOta Fine Arts Shanghai is delighted to present YAYOI KUSAMA: RECENT PAINTINGS, a solo exhibition by Yayoi Kusama featuring 15 monochrome paintings from her My Eternal Soul series and a...Read more -
Private Viewing Room
Chen Wei, Masanori Handa, Tsuyoshi Hisakado, Tomoko Kashiki, Yayoi Kusama, Hiraki Sawa, Nobuaki Takekawa 2020年4月11日 - 6月6日 ShanghaiDue to the novel Coronavirus (nCoV) situation, Ota Fine Arts Shanghai's private viewing room will feature works by Chen Wei, Masanori Handa, Tsuyoshi Hisakado, Tomoko Kashiki, Yayoi Kusama, Hiraki Sawa...Read more -
Post Art Fair
草間彌生、アイ・チョー・クリスティン、樫木知子、クリス・ヒュン・シンカン、竹川宣彰、半田真規、久門剛史 2020年4月1日 - 6月12日 Tokyoこのたびオオタファインアーツでは、東京とシンガポール両スペースにおいて、グループ展「Post Art Fair」を開催いたします。本年度のアートバーゼル香港は中止となりましたが、弊廊では所属作家の意欲に満ちた最新作を皆様にご紹介し、アジア全体がひとつとなってこの状況を乗り越えていけるよう前進していく所存です。近年注目を集めるインドネシアの作家アイ・チョー・クリスティンの新作をはじめ、香港の若手作家クリス・ヒュン・シンカンの日本初公開となるドローイングシリーズや、草間彌生、樫木知子、竹川宣彰などの新作ペインティングを発表いたします。Read more -
Post Art Fair
Maria Farrar, Chris Huen, Hilmi Johandi, Yayoi Kusama, Nobuaki Takekawa, Guo-Liang Tan 2020年3月13日 - 4月25日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Post Art Fair', a group exhibition featuring a robust selection of our represented artists. In response to the cancellation of Art Basel...Read more -
Yayoi Kusama: Prints
Yayoi Kusama 2019年1月25日 - 3月30日 ShanghaiOta Fine Arts Shanghai is delighted to present 'Yayoi Kusama: Prints', a solo exhibition by Japanese artist, Yayoi Kusama (born 1929, Japan). The exhibition features a set of colored woodblock...Read more -
Yayoi Kusama | THE LONGING FOR MY LOVE ALL BEGAN FROM MY HEART
Yayoi Kusama 2018年11月7日 - 2019年1月20日 ShanghaiOta Fine Arts Shanghai is delighted to present 'THE LONGING FOR MY LOVE ALL BEGAN FROM MY HEART', a solo exhibition by Yayoi Kusama featuring 34 paintings from her 'My...Read more -
Crossroads
Akira the Hustler, Chen Wei, Cheng Ran, Masanori Handa, Zai Kuning, Yayoi Kusama, Hiraki Sawa, Guo-Liang Tan, Tang Dixin 2018年9月21日 - 11月3日 SingaporeCoinciding with Gillman Barracks Art After Dark x 6th Anniversary Celebrations, 21 September 2018, 7pm till late Ota Fine Arts Singapore is delighted to present 'Crossroads', a group exhibition by...Read more -
Gallery Collection
Ay Tjoe Christine, Chen Wei, Uuriintuya Dagvasambuu, Monir Shahroudy Farmanfarmaian, Yayoi Kusama, Dennis Oppenheim, Wang Yahui, Saskia Olde Wolbers 2018年1月20日 - 3月18日 ShanghaiOta Fine Arts Shanghai is delighted to present Gallery Collection, a group exhibition featuring eight artists from across the globe: China, Indonesia, Japan, Mongolia, The Netherlands and U.S.A. These artists...Read more -
Yayoi Kusama: Colour Song
Yayoi Kusama 2017年6月8日 - 7月15日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Yayoi Kusama: Colour Song', a solo exhibition featuring 7 recent paintings from the artist's most significant series of work, 'Infinity Nets'. As...Read more -
Boundless
Rina Banerjee, Yayoi Kusama, Yeesookyung 2017年3月4日 - 4月8日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Boundless', a group exhibition by 3 influential female artists from Asia: Rina Banerjee (India / USA), Yayoi Kusama (Japan) and Yeesookyung (Korea)....Read more -
Imagined Peripheries
Masanori Handa, Yayoi Kusama, Firoz Mahmud, Nobuaki Takekawa, Yeesookyung 2016年11月23日 - 12月24日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Imagined Peripheries', a group exhibition by 5 artists from East Asia: Masanori Handa (Japan), Yayoi Kusama (Japan), Firoz Mahmud (Bangladesh), Nobuaki Takekawa...Read more -
Yayoi Kusama: Prints
Yayoi Kusama 2016年7月23日 - 9月10日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Yayoi Kusama: Prints', a solo exhibition featuring a range of prints created between 2011 and 2012 based on 33 small size paintings...Read more -
草間彌生|モノクローム
2016年6月25日 - 7月30日 Tokyo米誌「タイム(TIME)」が発表した2016年版「世界で最も影響力のある100人」にて日本からただひとり選出された草間彌生。2014年には「The Art Newspaper」が発表した世界の美術展の入場者ランキングを元に「世界で最も人気のあるアーティスト」と評され、翌2015年にも大規模な回顧展が東アジア、中南米、北欧諸国を巡回しました。さらに2017年以降、北米巡回展や東南アジア巡回展が予定されているなどその勢いはとどまるところを知りません。 本展では草間彌生のモノクロームの世界観を「無限の網」と呼ばれる絵画シリーズを中心にご紹介いたします。一見、白やグレーで塗られた単色の平面にみえますが、近づくと緻密な筆致で描かれる無数の弧の集積が画面を成していることがわかります。ひとつひとつの弧が孕む凹凸や濃淡によって微妙に変化し続ける表面は、強い物質性を保ちながら限りなく繰り返されるリズムを生み、鑑賞者の視線を釘付けにします。 草間彌生は今日、水玉や南瓜などのモチーフ、カラフルでポップな作品でよく知られていますが、その原点はモノクロームの「無限の網」のシリーズにあるといえます。1959年、ニューヨークではじめて発表された同シリーズは、黒い背景を白い網目で覆い尽くし、一層の白でグレーズするという手法で描かれました。その高い独自性と芸術性は「日本人であり、女性」という作家としての物珍しさを超越し、ドナルド・ジャッドやドア・アシュトンら美術評論家たちの賞賛を浴びます。 草間によると「水玉」の集積を反転したものが網の目であり、両者はネガポジの関係にあります。これらのパターンの反復手法の出発点はどこにあるのか。 ―カンヴァスに向かって網点を描いていると、それが机から床までつづき、やがて自分の身体にまで描いてしまう― 幼少期から身の回りが網や水玉などの同じ模様で覆い尽くされるという幻覚に襲われていた草間は、強迫観念に駆り立てられながら同じモチーフを繰り返し描くことで、自らの内的イメージを解放し恐怖を克服してきたといえます。 世界的な芸術家となった現在も折りにふれ原点に立ち返るように描かれる「無限の網」は、草間にとって重要な作品群であることが伺えます。本展のために描かれた新作3点を含む5点の「無限の網」と、「水玉」1点をこの機会に高覧ください。 草間彌生は20世紀後半の重要な美術運動であるポップアートとミニマリズムの先駆として高く評価されてきました。絵画、ドローイング、コラージュ、彫刻、パフォーマンス、映像、版画、インスタレーション、エンバイロメンタルアート、また文学やファッション、プロダクトデザインなど領域を軽やかに飛び越え、今なお精力的に新しい作品を生み続ける様は世界の人々を魅了します。 1929年に長野県松本市に生まれた作家は、京都で日本画を学んだ後、1950年代後半に渡米。刺激的なハプニングや展覧会を通じて、1960年代なかばまでには前衛芸術家としてのキャリアを打ち立てます。1980年以降、国際的な個展を通じて広く知れ渡るようになり、1993年の第45回ヴェネツィア・ビエンナーレで再評価の機運が高まります。以降NY近代美術館(MoMA)、テートモダン、ポンピドゥーセンターなど世界中の美術館で個展を開催。現在は、ストックホルム近代美術館にて北欧巡回展「IN INFINITY」が開催されています(2016年9月11日まで)。作家の80年近いキャリアの全容を包括的に網羅する同展は、これまでルイジアナ美術館(デンマーク)、ヘニー・オンスタッド美術館(ノルウェー)を回り、10月にヘルシンキ市立美術館に巡回します。 * オープニングパーティーはございません。Read more -
はじまりの線
2016年1月26日 - 2月20日 Tokyoオオタファインアーツでは、国内初出展作品や新作を含めたドローイング展「primal lines / はじまりの線」を開催いたします。本展では、インク、エッチング、水彩、鉛筆など、作家それぞれに異なる素材を用いて描かれた、創作の出発点ともいえる作品を展示いたします。本来であれば巡りあうことは少ない個別の表現が、「ドローイング」という共通した軸を持つことによって、より新鮮な視座を展示空間に切り開くことでしょう。ぜひこの機会に、作家の表現の源泉であるドローイングの数々をご高覧ください。Read more -
常設展
2015年12月8日 - 2016年1月16日 Tokyo草間彌生 照屋勇賢 南隆雄 アキラ・ザ・ハスラー ジェイ・フローレス・ティカール リナ・バネルジー ジャン・アンリRead more -
草間彌生の版画 後期
草間彌生 2015年2月28日 - 3月28日 Tokyo本展は、1月半ばより弊廊ではじまった2011年以降の新作版画展の後期です。いずれも未発表のもので、前期とは異なる作品を展示致します。新作版画では草間が近年取り組む「わが永遠の魂」シリーズにも通ずるモチーフが多用され、鮮やかな色彩のパターンには生命力が溢れています。選りすぐりの貴重な作品の数々を、この機会にどうぞご高覧くださいませ。Read more -
草間彌生の版画 前期
草間彌生 2015年1月17日 - 2月21日 Tokyo反復や増殖をモチーフに絵画や彫刻に幅広い才を発揮する草間彌生ですが、1979年に始まる版画制作の領域でも積極的な取り組みをみせ、その作品は現在もたいへん独創的です。 この展覧会では、本展が初出となる2011年以降の新作を発表いたします。 ぜひ、この機会に貴重な作品の数々をご高覧ください。Read more -
Yayoi Kusama
Yayoi Kusama 2014年11月28日 - 2015年1月11日 SingaporeOpening reception: Friday, 28 November 2014 19.00 - 21.00 Ota Fine Arts Singapore is delighted to present 'Yayoi Kusama', a solo exhibition featuring nine new, brilliant paintings and a set...Read more -
常設展
イ・スギョン、竹川宣彰、アイ・チョー・クリスティン、草間彌生、ザイ・クーニン 2014年10月28日 - 12月6日 Tokyo本展では、シンガポールの弊廊スペースで今年初の紹介をしたザイ・クーニンをはじめとする、日本、韓国、インドネシアを拠点に活動する五人の作家たちの作品を展示します。Read more -
Yayoi Kusama: Prints
Yayoi Kusama 2014年10月25日 - 11月22日 SingaporeOta Fine Arts Singapore is delighted to present 'Yayoi Kusama: Prints', a solo exhibition featuring a vibrant range of limited edition screenprints and etchings produced over the past two decades...Read more -
Vivid Strata: New Representations of Asia II
Yayoi Kusama, Jia Aili, Firoz Mahmud, Qin Qi, Nobuaki Takekawa, Baek Jin Sook and Yeesookyung 2014年8月22日 - 10月11日 SingaporeOta Fine Arts is delighted to present 'Vivid Strata: New Representations of Asia II', a summer group exhibition featuring a host of artists who are at the forefront of shaping...Read more -
Beyond the Surface
Yayoi Kusama, Monir Farmanfarmaian, Masayasu Mitsuke, Yeesookyung, and Hiraki Sawa 2013年7月27日 - 8月25日 SingaporeOta Fine Arts is delighted to announce 'Beyond the Surface', a group exhibition featuring works by Yayoi Kusama, Monir Shahroudy Farmanfarmaian, Masayasu Mitsuke, Yeesookyung and Hiraki Sawa. The pieces selected...Read more -
常設展
樫木知子、草間彌生、さわひらき、ジェシカ・ダイアモンド、竹川宣彰、デール・バーニング、半田真規 2013年2月9日 - 3月9日 Tokyo -
草間彌生 新作絵画 II
草間彌生 2012年12月8日 - 2013年2月2日 Tokyoオオタファインアーツでは、12月8日(土)より、「草間彌生 新作絵画 II」を開催致します。 ロンドン、テートモダンにより企画され1年超にわたり欧州を巡回した大規模な草間彌生回顧展が、この秋ニューヨークのホイットニー美術館で終了しました。現代史における位置を決定づけるとともに大きな話題となったのは、展覧会場最後の部屋に展示された新シリーズ「わが永遠の魂」の革新的な不連続性です。 本展は、10 月末より弊廊で始まった新作シリーズ展の第二部です。 ぜひご高覧ください。Read more -
Yayoi Kusama "LOVE FOREVER"
Yayoi Kusama 2012年11月2日 - 12月20日 SingaporeFor our second exhibition at Gillman Barracks, Ota Fine Arts is delighted to present Yayoi Kusama's 'Love Forever' series for the first time in Singapore. The artist has worked on...Read more -
草間彌生 新作絵画
草間彌生 2012年10月26日 - 12月7日 Tokyoオオタファインアーツでは、10月26日より「草間彌生 新作絵画」展を開催致します。 草間彌生が取り組む最新の絵画シリーズ「わが永遠の魂」は2009年より制作が始まり、現在までの3年の間に早くも220点を超える、多作な草間の画業の中でも最大規模といえるシリーズへと成長しました。同シリーズはロンドン、テートモダンにより企画され欧米を巡回した回顧展で初めて発表され、展覧会最後の部屋を鮮やかに彩り突出した独自性で広く注目を集めています。 初期からの草間作品に特徴的な網、水玉といったモチーフを反復的に多用しつつも、具象と抽象を即興的に画面に織り交ぜ、メタリックカラーに極彩色を組み合わせる眩い色彩感覚をもって完成するこれらの絵画は、不協和音とも形容できる突き抜けた独自性をもち、これまでの草間作品を見慣れた我々を圧倒します。予期せぬ色彩の衝突、これまでに試されたことのないパターンの組み合わせ、中心と周縁の積極的な不調和など、全体的な統合やおさまりを拒否する相反しあう要素がここには共存しています。それは成熟というよりもむしろ、「1000点でも2000点でも描きたい。死んでもまだ描き続けたい」と語り、絶えず革新を続ける壮絶な天才の在りよう、そのものといえるでしょう。 本展では、現在進行形のシリーズより選りすぐりの新作を来年2月初旬までに渡る会期2部構成で展示いたします。 終わりは新たな始まりのようです。Read more -
Yayoi Kusama "METALLIC"
Yayoi Kusama 2012年9月14日 - 10月28日 SingaporeOta Fine Arts is delighted to announce the inaugural exhibition 'YAYOI KUSAMA: METALLIC' at our new gallery space in Singapore. The gallery will have a grand opening at Gillman Barracks...Read more -
垂直
D・ウーリントヤ、樫木知子、草間彌生、ジャン・ワン、竹川宣彰、小林武志、グオ・イーチェン 2012年3月21日 - 4月6日 Tokyoモンゴルの作家であるウーリントヤの作品を見るとき、日本の我々は芥川龍之介の『蜘蛛の糸』を連想するのではないでしょうか。 蜘蛛の糸は『カラマーゾフの兄弟』に出てくるロシア民話、あるいは仏教説話から着想を得ているとも言われますが、いずれも天国と地獄という宗教的な垂直性の小説空間を持っています。 民話と説話が酷似していることに驚かざるをえません。 小林武志は古式の生け花を立てられる数少ない作家です。 日本では古くから巨木や石を円環状に配置したり倒立させたりする呪術的な風習は縄文期の遺跡に見られます。すでに平安期の文物には「石を立てる」、「石を据える」という表現がなされ、「立てる」は神への意識、「据える」は人の住むところへの感覚を表しているといわれます。 この神と生活を媒介する装置として生まれたのが「たてはな」あるいは「立花」と呼ばれる形式のいけばなであったことは納得のいくところです。 「たてはな」は中世に生まれた様式といわれますが、それ以前の奈良時代に仏への供花は行われていました。 立花が成立する平安末期には、木を立てるという自然信仰が仏への花と習合されて「たてはな」が成立したようです。 一方、現在でも大陸中国の庭には「太湖石」と呼ばれる立てられた奇石を見ることができます。「太湖石」は江蘇省の太湖に沈んでいた石灰岩が長年の浸食により穴が開いて複雑な形になったものです。 この自然の偶然性を当時の有力者は珍重したのです。 皇帝徽宗はじめ有力者は、この奇石のなかにいくつもの宇宙の存在を認め、詩を読み、瞑想し、別世界に遊んだといわれます。 別世界とは「洞天」とも呼ばれ、神仙の住処であり、これが山水の起源となるところです。雪舟はそれを理解していましたが、結果、山水画の形式のみが輸入されたのは残念なことです。今日でも中国作家が執拗に山水画を描くのは、文化大革命で悲劇的に分断された歴史と思想の連続性を獲得しようと試みる営為なのです。 山水のオリジンともいえるこの「太湖石」の宇宙観を現代に蘇らせようとするのが北京在住のジャン・ワンの彫刻です。 今回ご覧いただくのは、上記に述べた宗教的な垂直性だけではなく、蝉の孵化を人の歴史観と重ね合わせる時間軸を描く竹川宣彰の作品、 抽象表現における精神性が豊かに表現された草間彌生の初期ドローイングや、ディストーション空間を描く樫木知子、風船にカメラを付けて都市を俯瞰する映像作品のグオ・イーチェンも含まれます。Read more -
メランコリア
アルブレヒト・デューラー、さわひらき、ルイーズ・ブルジョワ、草間彌生、猪瀬直哉 2011年10月25日 - 11月19日 Tokyo -
8月の肖像
ロデル・タパヤ、草間彌生、ヘリ・ドノ、樫木知子、藤木倫史郎、小池真奈美 2011年8月2日 - 8月27日 Tokyo -
80年代の草間彌生
草間彌生 2010年7月16日 - 8月27日 Tokyo現在、来年春よりヨーロッパを巡回する大規模な草間彌生展が計画されています。そこでは、80年代から始まり現在に至るまでのカラリストとしての草間彌生の側面が大きく取り上げられます。それは、これまで戦後アメリカ美術の文脈で研究評価されてきたものとは異なる作家像を提示することでしょう。本展では、ますます注目される草間彌生の出発点としての1980年代の作品を集めてみました。乱舞する色や有機的な形態、具象的なイメージ、ネットやドットの刷新など、現在の作品を構成する要素の萌芽がそこに見ることができます。欧米のみならず発展するアジアマーケットにおいても圧倒的な強さを見せ、衰えを知らぬ旺盛な制作意欲を示す、現在の草間の原点をどうぞご覧ください。Read more -
彫刻
モニール・ファーマンファーマイアン、ジャン・ワン、イ・スギョン、藤木倫史郎、照屋勇賢、アキラ・ザ・ハスラー、草間彌生、埴輪 2010年5月22日 - 7月3日 Tokyo本展覧会は、私どもの取扱い作家に加え、アジア色の強い立体作品を集めてみました。東は中国から西はイランまで、アジアの文化の帯を辿ります。 1925年イランに生まれたモニール・ファーマンファーマイアンのウォール・スカルプチャーは、イランの伝統的な鏡のモザイクの技法とイスラムの幾何学模様、イスラム教のシンボルを組み合わせ、光り輝く果実のような作品を生み出しています。 昨年好評を博したブリスベン、Queensland Art GalleryでのThe 6th Asia Pacific Triennale of Contemporary Artにも出展し注目を集めました。 中国を代表する彫刻家ジャン・ワンの「Artificial Rock」は、中国宋時代より始まった天然岩を愛でる儒教芸術を現代に引き出した作品シリーズです。 素材はステンレススチールですが、形はそれら伝統的な岩を形どっています。60年代初頭に北京で生まれたジャン・ワンは、圧倒的な早さで変化していく母国を見つめながら新しい技術と伝統文化の対話を可視化します。 韓国ソウル出身のイ・スギョンによる「Translated vase」は、李王朝の伝統的な陶磁器工房より廃棄された破片を集め、再構築されたシリーズです。そこには伝統文化を背負う感情的な表現はなく、傍観者としての一種の冷やかな作家の視線が存在します。スギョンは、現在開催中の「第1回 金沢・世界工芸トリエンナーレ」(6月20日まで)にも出展中です。 その他、沖縄出身の照屋勇賢による紅型技法を用いた「結い, You-I」やネット文化の申し子ともいえるメディアアーティスト、シンチカの藤木倫史郎が作る精巧且つアイキャッチーなカラー粘土の立体群など、個性豊かな「彫刻」たちから新しいアジアの位相が浮かび上がることを願います。Read more -
かちどき 2
猪瀬直哉、小沢剛、樫木知子、草間彌生、竹川宣彰 2010年1月29日 - 3月6日 Tokyo -
アニマル・ガーデン
さわひらき、小沢剛、竹川宣彰、草間彌生、杉本博司、立石大河亞、長澤蘆雪、円山応挙 2008年10月14日 - 11月15日 Tokyo古来、愛玩動物(ペット)や家畜、野生動物を問わず動 物は私たちにとって身近な存在でした。 ある時は畏怖 の対象であり、またある時は権力の象徴であったり実際 的な食物であったりと、人間の生活に不可欠な存在とし てそのプレゼンスは必須であり、美術の世界もその例外 ではなくこれからも変わることはないでしょう。その関 係は彼らも人間同様に生きにくくなった現在も変わるこ とはなく、現代美術と呼ばれている分野でもさまざまな 動物の姿が見ることができます。 本展では古代中国の漢時代の動物俑や北魏の騎馬像、江 戸絵画の黄金時代を飾る円山応挙や長澤芦雪、現代作家 では現代の虎図が出色の立石大河亞、杉本博司のジオラ マ・シリーズにギャラリー・アーティストのさわひらき、 小沢剛、草間彌生の動物をモチーフにした20作品を展 示いたします。 とかく難しいといわれる現代美術を親しみのある動物を 通して、また古美術における動物像と比較しながら鑑賞 できる展覧会です。Read more -
草間彌生
草間彌生 2008年7月18日 - 8月22日 Tokyo本展では、草間が2004年から描き続け、2007年に全50点の作品として完成いたしました、新作絵画「愛はとこしえ」シリーズを展覧いたします。 マーカーペンでF100号のキャンバスに描かれた作品には、目、水玉、横顔や波うつ線や旗が反復的に繰り返されると同時に、蝶、花、唇、犬を連れた女性やハンドバッグなどのモチーフが盛り込まれています。50年代にニューヨークで無限の網(インフィニティ・ネット)を発表して以降、草間は強迫的に反復するモチーフを作品化してきましたが、本作では、 そうした反復する要素と、無限の網以前の草間の初期ドローイングに通じる描写が混在しています。 また、「愛はとこしえ」シリーズは、本年公開されたドキュメンタリー映画「 草間彌生~わたし大好き~」でその制作過程が密着取材され、映画で既に同作をご覧になった方もいらっしゃるかと思います。本展では、展示空間の全壁面を使い、新作絵画をエンバイラメンタルにお楽しみいただけるよう展示いたします。Read more -
常設展 草間彌生
草間彌生 2007年7月7日 - 8月4日 Tokyo -
常設展 草間彌生
草間彌生 2006年11月28日 - 12月22日 Tokyo -
New Acquisition
見附正康、竹川宣彰、さわひらき、照屋勇賢、草間彌生、小沢剛、立石大河亞、徳重道朗、東恩納裕一、郭奕臣 2006年7月11日 - 8月26日 Tokyo -
常設展
白井美穂、前川知美、草間彌生、アキラ・ザ・ハスラー、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ、照屋勇賢 2005年12月6日 - 2006年1月27日 Tokyo -
常設展-草間彌生 Monochrome Malerei
草間彌生 2005年7月13日 - 8月31日 Tokyo -
草間彌生
草間彌生 2004年11月13日 - 12月17日 Tokyo -
巨匠のさいしょの頃
草間彌生、杉本博、森村泰昌、小沢剛、荒木経惟 2004年7月15日 - 8月14日 Tokyo -
「カップル」
竹川宣彰、ブブ+嶋田美子、アキラ・ザ・ハスラー、草間彌生、デニス・オッペンハイム、GI JOE、ジョゼフ・コーネル 2004年6月22日 - 7月10日 Tokyo -
常設 B
草間彌生、杉本博、さわひらき、前川知美 2004年4月6日 - 5月1日 Tokyo -
ギャラリー・アーティスト
ブブ・ド・ラ・マドレーヌ、アキラ・ザ・ハスラー、草間彌生、小沢剛 2003年6月6日 - 6月28日 Tokyoオオタファインアーツの6月は引越しのご挨拶の気持ちを込めて私どものギャラリーで取り扱うアーティストをいちどにご紹介します。 今では有名になった草間彌生を始め若手にいたるまで当ギャラリーで扱われているアーティストは一言でいうと「余白に立つ作家」です。 決してメインストリームに交わることがなく、というか交われない作家が多いことは周知のこと。 ダムタイプでの活動を休止後、風俗で働きながらアクティヴィストの活動を続けるブブ・ド・ラ・マドレーヌ。 醤油を用いて描く醤油画というジャンルを確立し醤油画美術館というフェイクな作品を作り上げる小沢剛。 韓国の従軍慰安婦と戦中の日本女性の関係と責任問題を取り上げたり最近は自衛隊に入隊する女性をフェミニズムの視点から取り上げる嶋田美子。老いてますます狂い咲く74歳の巨匠・草間彌生。 ゲイで売春を生業としお客との交流を綴るアキラ・ザ・ハスラー。 これら余白のアーティストたちの強くて美しい作品群を一同に展示いたします。Read more -
草間彌生
2002年6月28日 - 7月27日 Tokyo1998年に開催されたニューヨーク近代美術館での個展でこれまでの活動への再評価を決定的にした草間彌生は、その再評価にとどまることなくここ数年にわたり急速に新作への積極的な評価を得るようになってきています。 2000年にフランスのアートセンターであるル・コンソルシウムで始まりデンマーク、オーストリア、韓国の美術館を4年をかけて巡回する新作インスタレーションだけで構成される個展や、先週よりスイスのベルンでオープンした建築家ジャン・ヌーベルとのコラボレーション、2004年に文化首都に指定されるフランスのリール市に設置される超大型の野外彫刻、そして本年暮からマイアミのバス美術館より立ち上がり巡回が予定される新作個展ほかグループ展やギャラリーでの個展をも列挙すれば枚挙に暇がありません。 本展覧会は、さきに述べました新作インスタレーション展にも出品され、ここ最近の代表作ともいえる複数のバルーン(ビニール製の風船)を用いた1作品のみで展示フロアを占有いたします。 網やポルカ・ドットをモチーフにした絵画やフェミニズムの観点からも評価されるソフト・スカルプチャー、感傷的なコラージュ・ピースから老いて再び進展させようとしているパフォーマンス作品など、どれもが現在のアクティヴィティーの中心でありますが、また同時にどれもがごく個人的かつトレンド的でもある草彌生の現在をどうぞご高覧下さいRead more -
ギャラリーコレクション
森村泰昌、アトリエ・ファン・リショー、前川知美、落合多武、アリギエロ・ボエッティ、デニス・オッペンハイム、関本幸治、ジェシカ・ダイアモンド、ブルース・ナウマン、竹川宣彰、ブブ・ド・ラ・マドレーヌ 2002年3月19日 - 4月27日 Tokyo -
草間彌生
2001年7月6日 - 8月4日 Tokyoオオタファインアーツは草間彌生展を開催いたします。 今年72歳になる草間彌生はこの一年、現代美術家としては異例の芸術選奨文部大臣賞、外務大臣賞、朝日賞などを受賞し、横浜トリエンナーレの代表的な出品作家として選出され、またヨーロッパにおいても数々のグループ・ショー参加のほかフランス、デンマーク、スイスなど7カ国の美術館で最新インスタレーションの個展が巡回中です。またアメリカにおいても98年のニューヨーク近美での回顧展から時間を経ずしてこの9月にはマイアミ美術館でも大規模な回顧展が開催されます。その精力的な活動は「世界を征服したい」と発言した自らの姿勢に忠実です。 このたびの展覧会ではホワイト、ブラック、シルバーという草間にとっての絶望的でさえあったその生死感を象徴的に表わすモノクローム作品だけで会場が埋め尽くされる予定です。銀色の突起物で被われたボートや、白いキャンヴァス上に白一色で描かれた無限の網や増殖する水玉、突起物を白い網で閉じ込めた箱型作品など、どの作品も生と死を見つめてきた草間の姿勢が感じ取れる内容になります。作品は1970年代から最新作まで約30点。 いつも変わらないクサマをどうぞご高覧下さい。Read more -
草間彌生
2000年6月14日 - 7月15日 Tokyoこのたびオオタファインアーツでは草間彌生がここ最近制作した絵画作品を集め上記の日程で展覧会を開催します。 カムバックしたクサマを決定的に印象づけたニューヨーク近代美術館での個展や今年1月に開催されたサーペンタイン・ギャラリー(ロンドン)での個展、シドニー・ビエンナーレへの参加、そしてこの秋に予定されているヨーロッパ、アジアの美術館を巡回する最新インスタレーションの展覧会とますます意欲的です。 滝口修造に愛でられたドローイングやドナルド・ジャッドのフォーマルな視点から評価されたペインティング、またフェミニストの陣営からたびたび引用されるそのモチベーションというように多様な作品が解釈の多様性を生む豊かな作家として国際的に認知されるに至りました.ながらく異端の作家であった草間彌生のまさに「フル・ブルーム」(東京現代美術館での個展タイトル)といえましょう。 今回の展覧会では120号のトリプティック作品(192x390cm)の大作から手のひらサイズの小品まで約40点のペインティングを中心にギャラリー空間をカラフルに染め上げます。カラリスト、草間彌生をどうぞご高覧下さい。Read more -
ワーク・オン・ペーパー
アトリエ・ヴァン・リショー、PHスタジオ、柳幸典、草間彌生、中村一美、ジョセフ・グリグリー、落合多武、ジェシカ・ダイアモンド、奈良美智、島袋道浩、池村レイコ、小沢剛、福澤エミ、前川知美、松山聖子、テレジータ・フェルナンデス、竹崎和征、三木富雄、加納光於 2000年5月23日 - 6月10日 Tokyoこのたびオオタファインアーツではこれまでコレクションしてきましたドローイング作品を展示いたします。 本作品の前段階の青図としてのものやアーティストの意図を最短に反映させるインティメートで独立したものまで約30点を展示いたします。Read more -
草間彌生 「わたしは何処」
草間彌生 1999年6月1日 - 7月3日 Tokyo -
常設-阿部薫を聴きながら
三木富雄、高松次郎、草間彌生、河原温 avec 阿部薫 1999年2月2日 - 2月27日 Tokyo -
ビデオ・ワーク
草間彌生、小沢剛、BUBU+嶋田美子 1998年9月16日 - 10月3日 Tokyo -
草間彌生 オイルペインティング
1998年6月26日 - 8月1日 Tokyo草間彌生が20年ぶりに油彩画を用いて描いた。 ニューヨークより帰国後の1970年代半ばに精神的な障害のため入院生活を余儀なくされた草間は、制作の場が病室という制限され空間であったため、強い匂いを放つ油彩画を断念、以降アクリル絵の具による制作を今日まで続けてきました。 転機が訪れたのは2年前。ニューヨークのポーラクーパ-、ロバートミラー両ギャラリーでの個展が全米批評家連盟よりその年の最優秀展覧会賞に選ばれ、また日本人美術家初のアメリカ主要美術館の巡回展覧会が現実のもとなるにつれニューヨークアートシーンでの復活に対して強い期待と精神の高揚を見せました。そんななか昨年夏頃より自発的に長らく用いることがなかった油絵の具を用いて60年代の代表的シリーズ「インフィニティネット」を復活させました。作品点数は40点。歴史的な作品となった過去の同シリーズに比べて明るくカラフルな色彩と魅惑的なテクスチャーが加わりました。本展では新インフィニティネットシリーズの1番から40番めでの全作品を展示いたします。Read more -
草間彌生「クサマズ・クサマ」
草間彌生 1997年7月8日 - 8月7日 Tokyo「クサマ」の名はいま、ホットな話題の中心にある。 全米の批評家たちの絶賛を浴びた昨年のポーラ・クーパー、ロバート・ミラー画廊での個展以来語られてきた「クサマ・リバイバル」は、60年代の美術に関する根源的な見直しをせまるほどの深みと広がりを持ったもので、来年にせまったニューヨーク近代美術館をはじめとする全米巡回展への期待はつのるばかりである。 とはいえ、草間彌生の創作の全貌は、「リバイバル」という言葉すらあっさりと超えて、つねに、わたしたちの未知」へと向かって開かれている。 彼女の作品は、フォーマリズム、ポップ、ミニマリズム、フェミニズムといった多様な角度からの視点を受け入れ、また実際、そのそれぞれにおいて世界的水準での高い評価を得てきた。この意味では、どのような見方を取るかによって、彼女の作品の見え方は大きく変わってくる、ともいえる。 けれども、草間彌生自身は、50年代から現在にいたるまで、一貫して変わりない創作の姿勢を保ってきた。無限に連なる網、増殖する水玉、果てなき鏡の間、ファルスで覆われた家具、箱、そしてヴィジョンに満ちたドローイング、パフォーマンス、映像の数々....。 このことは、草間彌生の変わらぬ創造力のほうが、変転やまない美術史的想像力を飲みこんであることを思わせる。草間彌生の作品は、美術史の断面、たとえば60年代のポップや今日のジェンダー理論に照らし合わせて評価されたり再検討されたりすることにとどまらず、そうした想像力のすべては、草間彌生の作品の総体にあらかじめ滞在していたのではないだろうか。 したがって、草間彌生の作品にある一面に沿って最大に評価することはもちろん可能なのだが、むしろ、たがいに相異なる、矛盾した可能性すら容易に共存させて、さらに別の可能性に向けて広く間口を開く、その潜在的な多様性に触れないとしたら、片手落ちのそしりはまぬがれない。 そこでは、近代以降の美術のイズムのすべてが、最大限の強度をもったまま、異なる可能性同士の矛盾をふつふつと湛えながら、時空を歪ませて共存し合っている。そして、見るものはいつしか、草間彌生の50年代が90年代と、80年代が60年代と、70年代が50年代と、50年代が80年代と、それぞれ断ちがたいループを描きながら反復され、差異化され、多様に変奏さえていることに気づくだろう。 草間彌生の創作はだから、美術史の次元でくりひろげられる永劫回帰の運動なのだ、そこでは、起源は終末に接続され、終末は起源となり、発展は増殖へと噛み砕かれ、歴史は絶え間ない反復へと飲み込まれる。そのような強烈無比なエネルギーの場が「クサマ」なのだといってもい。 たとえば草間彌生のペインティング一枚を取ってみればよい。網や水玉といった、それ自体としてはシンプルきわまりない要素が、無限に増殖し、絡み合うことによって、どこが中心とも周縁ともつかない、奥行きがあるともないともいえない、あらゆる場所が出発点であると同時に到達点ともいえるような永劫回帰の運動、絵画空間として表象されていることに気づくだろう。 しかし、すでに指摘したとおり、そのような永劫回帰の運動は、個々の絵画、彫刻、インスタレーションといった空間レベルを飛び越えて、草間彌生の創作と時代のすべてにわたる時間的な次元においても、同様のかたちで見出すことができる。草間彌生の創作活動には始まりも終わりもない。発展や展開などという陳腐な言葉は、差異と反復に場所を譲るべきである。そこでは、時間すら空間に、空間すら時間に「変身」することが可能なのである。 草間彌生の作品がもつこのような潜在的な多様性は、彼女の作品に魅せられる人の層が、世代や場所の違いをなんの障害とすることもなく、真の意味で広がっていることにも現れている。とりわけ日本においても、現代美術など日頃まったく接したことのない若い層が、こぞって草間彌生の作品に対する共感を表明するのである。時代と場所を共有しなければ理解の難しい、その意味で難解な「現代美術」が依然として幅を利かせる一方、草間彌生の作品は、一瞬だけかいまみただけでも、こころとからだに直接働きかけてくるようなおそれとよろこびで満ち満ちている。実際、草間彌生の個展会場ではしばしば、他の作家では考えられないような多様なジェネレーション、ファッション、スラングが飛び交っているのに出会う。しかし、このことですら個々の層の違いを超えた、なにか共通の碁盤が草間彌生の作品に備わっているというわけではないのだ。そこでは、たがいに矛盾する趣味や性向が、たがいに矛盾したまま、しかし多様に共存しているのだといったほうがよい。 時代や傾向による分類をあえて排して、1950年代から現在にいたるまでの作品の数々で埋めつくされた今回のオオタファインアーツでの個展「クサマズ・クサマ」は、そのような草間彌生の潜在的な多様性を経験するための絶好の機会である。それは、あらゆる「既知」への入り口であると同時に、すべての「未知」への出口であるような体験を提供する。 椹木野衣Read more -
人物展
草間彌生、嶋田美子、木村忠太、ポール・デルボー、村上隆、イサム・ノグチ、デニス・オッペンハイム、ボニーリックラック、赤塚祐二、丸山直文、森村泰昌、三木富雄、イミ・クネーベル、片瀬和夫、小沢剛、平川典俊 1996年11月7日 - 11月22日 Tokyo -
草間彌生の絵画
草間彌生 1996年5月23日 - 6月15日 Tokyo -
版画展
草間彌生、嶋田美子、大竹伸朗、加納光於、赤塚祐二、イケムラレイコ、シグマー・ポルケ、イミ・クネーベル、フランチェスコ・クレメンテ、ヨーゼフ・ボイス、アド・ラインハート 1995年11月21日 - 12月20日 Tokyo -
写真展
草間彌生、クリスチャンボルタルスキー、三木富雄、森村泰昌、小山穂太郎、片瀬和夫、バーバラ・エス、折元立身 1995年9月5日 - 9月30日 Tokyo -
草間彌生「自殺した私」 -1950年代から現在までのペーパー・ワーク60点-
草間彌生 1995年7月1日 - 8月5日 Tokyoすみれ強迫 ある日 突然 わたしの声は すみれの声になっているの 心しずめて 息をつめて ほんとうなのね みんな 今日に おこったことたちは テーブル掛けのすみれは抜け出し 這いあがって わたしの体に 一つ一つ へばりついては バイオレット スミレのハナ わたしの愛 奪いにやってくる 危険はみちみちてきたでしょうか 立ちすくんでしまう 香りなか 見て 天井や柱までもが すみれ張りついている 青春はとらえがたく すみれの花 語りかけないで すみれ声になった声もどしてよ 大人になりたくないの まだ たった もう一年だけでいいわ わたしたちをそっとしておいてねRead more -
常設展
クリスチャン・ボルタルスキー、ソル・ルウィット、草間彌生、片瀬和夫 1995年5月17日 - 6月24日 Tokyo
-
ART SG
ブース BD01 2023年1月10日オオタファインアーツは2023年1月11日から15日までシンガポールで行われる「ART SG」に参加いたします。 弊廊はブースBD01にてチェン・ウェイ、マリア・ファーラ、久門剛史、 クリス・ヒュン・...Read more -
草間彌生
「Yayoi Kusama: 1945 to Now」M+、香港 2022年11月17日草間彌生は個展「Yayoi Kusama:1945 to Now 」を香港のM+で2022年11月12日から2023年5月14日まで開催いたします。 展覧会名:Yayoi Kusama:1945 to...Read more -
草間彌生
「時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるもの」 金沢21世紀美術館、石川県 2022年10月8日草間彌生はグループ展、「時を超えるイヴ・クラインの想像力―不確かさと非物質的なるもの」に石川県の金沢21世紀美術館で2022年10月1日から2023年3月5日まで参加いたします。 展覧会名:時を超える...Read more -
草間彌生
「毎日愛について祈っている」 草間彌生美術館、東京 2022年9月27日草間彌生は個展「毎日愛について祈ってる 」を東京の草間彌生美術館で2022年10月7日から2023年2月26日まで開催いたします。 展覧会名:毎日愛について祈っている 展示期間: 2022年10月7日...Read more